Impact Management Review
Logic Model
はじめて学ぶなら

Logic Model

ロジックモデル

インプットからインパクトまでの資源・活動・成果の流れを一枚で可視化する

概要

ロジックモデルは、「インプット → アクティビティ → アウトプット → アウトカム → インパクト」という一連の流れを視覚的に整理するフレームワークです。W.K.ケロッグ財団が1990年代に普及させ、プログラム評価の標準ツールとして広く使われています。Theory of Changeより構造が明確でシンプルなため、プロジェクト管理や報告書作成に適しています。

こんな時に使う

  • 事業・プログラムの計画を関係者に説明するとき
  • 助成金・補助金の申請書を作成するとき
  • 事業の進捗をモニタリングする指標を設定するとき
  • ToCをより実務的な計画レベルに落とし込むとき

活用ステップ

1
インプットを整理する

事業に投入するリソース(資金・人材・設備・パートナーシップなど)を列挙する。

2
アクティビティを定義する

インプットを使って実施する具体的な活動を書き出す。「何をするか」のレベルで記述する。

3
アウトプットを設定する

活動の直接的な産出物を定義する。「何個・何回・何人に届けたか」という数量で表現できる。

4
アウトカムを設定する

受益者や社会にもたらされる変化を短期・中期・長期に分けて設定する。

5
測定指標を決める

各要素に対応する測定指標と目標値を設定し、定期的にレビューする仕組みを作る。

メリット

  • ·構造がシンプルで、初めてインパクト測定に取り組む組織でも使いやすい
  • ·一枚の図で全体を把握できるため、関係者との共有・合意形成に効果的
  • ·助成金申請や報告書のフォーマットとして国際的に認知されている

注意点

  • ·因果関係の「なぜ」(前提条件)を明示しない場合が多く、ToCより批判的検討が浅くなりがち
  • ·線形の因果モデルのため、複雑な社会システムへの適用に限界がある
  • ·アウトプットとアウトカムを混同してしまうケースが多い

活用事例

NPO・社会的企業が助成機関への報告書作成に活用
企業のCSR・社会貢献活動の効果測定フレームワークとして導入
政府の社会プログラム評価の標準ツールとして採用(米国・英国など)